研究概要


炭素原子2つ、ケイ素原子2つ、ゲルマニウム原子1つからなるシクロペンタジエンの高周期元素類縁体です。Organometallic誌の表紙に掲載されました。 ケイ素とゲルマニウムの二重結合をもつ化合物として、初めてX線結晶構造解析により結合長(Si=Ge 2.250(1)Å)が明らかになった化合物です。
  • Heteronuclear Heavy Alkenes E=E' (E, E' = Group 14 Elements): Germasilenes, Silastannenes, Germastannenes Next Stop?
    V. Ya. Lee and A. Sekiguchi, Organometallics, 2004, 23 (12), 2822-2834. [LINK]

高周期14族元素のCp アニオン類縁体
研究概要


上述の化合物を還元すると、Cp アニオン高周期元素類縁体ができます。Cp環の3原子がケイ素またはゲルマニウムに置き換わっています。7Li NMRより芳香族性を有していることが分かりました。
  • The Heavy Analogue of CpLi: Lithium 1,2-Disila-3-germacyclopentadienide, a 6pi-Electron Aromatic System.
    V. Ya. Lee, R. Kato, M. Ichinohe, and Akira Sekiguchi, J. Am. Chem. Soc.,  2005127, 13142-13143. [LINK]

高周期14族元素フェロセン類縁体
研究概要


(5η-Me5C5)Fe(acac) と反応させると、高周期14族元素フェロセン類縁体が合成できます。炭素をケイ素やゲルマニウムに置き換えると、フェロセンの酸化電位が低くなることが分かりました。
  • Heavy Ferrocene: A Sandwich Complex Containing Si and Ge Atoms.
    V. Ya. Lee, R. Kato, A. Sekiguchi, A. Krapp, and G. Frenking, J. Am. Chem. Soc., 2007, 129, 10340-10341. [LINK]

高周期元素シクロプロペン誘導体の特異な反応1

研究概要

高周期元素不飽和三員環はジクロロゲルミレンと反応し、付加、挿入、転移、環拡大を経て、高周期元素不飽和四員環になります。この時、最初のSi=Si 二重結合は、反応後にGe=Ge二重結合に変わっているという特異な反応です。
  • A Chemical Trick: How to Make a Digermene from a Disilene, Formation of 3delta-1,2,3,4- Disiladigermetene.
    V. Ya. Lee, K. Takanashi, M. Ichinohe, and A. Sekiguchi, J. Am. Chem. Soc., 2003, 125, 6012 - 6013. [LINK]

高周期元素シクロプロペン誘導体の特異な反応2

研究概要

高周期元素シクロプロペンは、歪んだ三員環の中に反応活性な二重結合(この場合はGe=Ge)があるので、しばしば予想外の反応が起こります。シラジゲルメンはジクロロメタンと反応し、見かけ上2回C-Cl結合への 挿入反応が起こって環拡大することが分かりました。またこの化合物の還元反応や異性化反応でも大変面白い現象が見つかっています。
  • SiGe2 and Ge3: Cyclic Digermenes that Undergo Unexpected Ring-Expansion reactions.
    V. Ya. Lee, H. Yasuda, M. Ichinohe, and A. Sekiguchi, Angew. Chem. Int. Ed.,  200544, 6378-6381. [LINK]
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