[Feb 19, 2009]
立体障害の大きいアルキル基はSN1反応とE1反応が競争します。求核剤の塩基性によって変わります。
同上。アリルカチオンができると、共鳴により陽電荷は2箇所に分散します。
いずれも中間体に臭化物を想定するといいでしょう。
酸塩基反応は熱力学支配の反応です。トータルで安定な化学種が生成します。出発物質の酸の酸性度と塩基の共役酸の酸性度を比較して下さい。混合後は、弱いほうが酸となり、強いほうは塩となります。炭酸バリウムに塩酸を加えると二酸化炭素を発生して溶けるが、硫酸バリウムと塩酸は反応しないことと同じです。
まず、反応が何段階で起こっているかを調べ、個々の反応(素反応と呼ぶ)でエネルギーがどうなるかを考えます。SN1反応のエネルギー図(p.205)が参考になります。
アルコールは様々な反応を起こします。酸塩基反応、置換反応、脱水反応、エステル化反応、酸化反応が代表的です。授業で十分に紹介できなかったので、この問題で勉強して下さい。
7.42で勉強したアルコールの反応を用います。(a),(b)は最初に原料からアルコールを合成する必要があります。