
研究テーマトピックス
気相、液相、気液界面を含む多相で起こる物理化学過程の研究を通して、地球の気候変動メカニズムの理解に貢献します。
PM2.5やオゾンが肺の上皮被覆液や皮膚の表面に与える影響を分子レベルで解明し、健康影響問題の解決に貢献します。
分子レベルの不均一性の起源とその特性を解き明かし、生体内や大気の凝縮相に与えている影響を解明します。
液滴の分解を利用した質量分析法と多角度動的光散乱法を用いて、水の界面の特異性の起源を解明します。
江波研究室では、様々な環境で起こる物理化学過程の解明を目指して、日々研究を行っています。研究テーマとして、大気中に存在するエアロゾル(微小な液滴)や雲粒の空気―水界面、液相で起こる大気マルチフェーズ反応機構の解明、大気汚染物質が生体表面で引き起こす反応メカニズムの解明、凝縮相で発現する微小不均一性の研究、水の界面のイオンの挙動に関する研究、新しい実験装置の開発などに取り組んでいます。研究のキーワードとして、大気Å(オングストローム)不均一科学、Hofmeister効果、Fenton反応、Criegee中間体、Microdroplets科学などが挙げられます。地球気候変動や大気汚染問題の解決に向けて、また深淵なる自然界の解明に向けて、分子科学的なアプローチで研究を行っています。
筑波大学数理物質系化学域 大気物理化学分野 江波研究室
305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1