AccuTOF CS (JMS-T100CS) 仕様

・最高分解能:m/z 6,000(半値幅)以上

・最高質量:m/z 10,000以上

・イオン化法:ESIイオン化法, APCIイオン化法, コールドスプレーESIイオン化法, DARTイオン化法

・質量精度:5 ppm以内

・分析部:飛行時間型

・検出器:デュアルMCP, 40 mmφ

AccuTOF CS 注意事項

・サンプル濃度は、10-7 mol/L以下とします。

・黄色いラベルを貼った、洗浄用・・・の広口瓶にはシリンジを直接浸して結構です。ただし、浸す前に

 針先をキムワイプでよくぬぐい、かつ浸している最中にシリンジの内容物を広口瓶に押し出さないように

 してください(コンタミ防止のため)。

・マイクロフィーダー(シリンジポンプ)の設定を変更した場合は、最後に必ず戻してください。

・利用後は、自分のサンプル由来のイオンカウントが2000以下になるよう洗浄してください。

・利用後は、流路をメタノールで置換してから退室してください。

・イオン源交換は、研究室責任者と教職員のほか、研究室責任者から直接指導を受けた博士後期課程の

 学生にも認めます。

・CSIイオン源使用時は、オリフィスおよび経路変更ユニットの洗浄を必ず行ってください(研究室責任者・ 教職員・研究室責任者から直接指導を受けた博士後期課程の学生)。洗浄マニュアルは、こちら

・2011. 5. 23より、サンプルは各研究室でミリポアなどのフィルターで濾過してから使用してください。

・2011. 5. 23より、測定後は流路を50%MeOH水溶液で3分間洗浄し、さらにMeOHで3分間洗浄してくだ

 さい。50%MeOHとMeOHは測定室に常備してあります。先をぬぐったシリンジ針を容器に直接浸して

 構いませんが、コンタミ防止のためシリンジの中身を押し出さないようにお願いします。

AccuTOF CS コツと情報

・溶媒としてメタノールをお勧めします。

・洗浄にはメタノール/蒸留水(1:1)が効果的です。

・分子量400-500程度であれば、JEOLのTOFはBrukerのTOFよりもソフトにイオン化できます。ただし

 分子量5,000くらいになると、BrukerのTOFの方が分解能が上です(JEOL: 7,000, Bruker:15,000)。

・デフォルトシリンジ:ハミルトン TLL型シリンジ 1 mL 1001TLL cat # 20997

・デフォルトシリンジ用針:ハミルトン TLL型シリンジ対応ルアーハブ針 KEL-F cat # 21744 (6本入り)

・ESI用キャピラリ:日本電子 パーツ # 812162498

・隔離バルブのグリス:アピエゾングリス

・窒素発生装置を導入しました。使い方:(1)最初に電源を入れる(2)圧力ゲージを確認し、緑ゾーンに入っていなければレギュレーターを操作して調整する(3)バルブをOPEN。

AccuTOF CS 不具合・修理ログ

2012. 2. 20 感度低下改善のため、オリフィスおよびその細孔清掃。スプレイヤーキャピラリ交換。
2012.1.12 イオンガイド高周波整合不良:WATT05リセット
2011.12.12 イオンガイド高周波整合不良:WATT05およびTOFMS(TMC)リセット
2010.11.18 隔離バルブにグリスを塗り直しました。
2010.7.28 キュービューウィンドウを閉じた状態にすると、「単発測定」を選べなくなります。間違って閉じてしまった場合はドロップダウンメニューから開き直してください。
2010.5.17

内容:ESIマスを測定する際、「完了」ボタンを押すとネブライジングガスと乾燥ガスが止まるという現象がたまに起こります。私の場合、手動でガスをオンにすることで普通に測定することができましたが、頻発するようであればJEOLに原因を探ってもらう必要があります。お使いの際に少しご留意いただき、情報をお寄せください。渕辺

対応:様子見

 

 

 

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AccuTOF GCv

AccuTOF CS

管理責任者
市川研究室・准教授

渕辺耕平

kfuchibe@chem.tsukuba.ac.jp

TEL:029-853-4486

FAX:029-853-4514