大気環境を分子レベルで理解する Atmospheric Physical Chemistry

Topics

研究テーマトピックス

  • 大気マルチフェーズ化学

    気相、液相、気液界面を含む多相で起こる物理化学過程の研究を通して、地球の気候変動メカニズムの理解に貢献します。

  • 大気汚染と生体表面

    PM2.5やオゾンが肺の上皮被覆液や皮膚の表面に与える影響を分子レベルで解明し、健康影響問題の解決に貢献します。

  • 微小不均一性の研究

    分子レベルの不均一性の起源とその特性を解き明かし、生体内や大気の凝縮相に与えている影響を解明します。

  • 界面の化学と物理

    液滴の分解を利用した質量分析法と多角度動的光散乱法を用いて、水の界面の特異性の起源を解明します。

江波研究室では、様々な環境で起こる物理化学過程の解明を目指して、日々研究を行っています。研究テーマとして、大気中に存在するエアロゾル(微小な液滴)や雲粒の空気―水界面、液相で起こる大気マルチフェーズ反応機構の解明、PM2.5やオゾンなどの大気汚染物質が肺胞や皮膚などの生体表面に与える分子メカニズムの解明、大気の凝縮相や生体内で発現する微小不均一性の研究、水の界面の酸性度やイオンの挙動に関する研究、新規実験手法の開発などに取り組んでいます。研究のキーワードとして、大気Å不均一化学、ホフマイスター効果、フェントン反応、界面クリーギー化学、新規On-water化学などが挙げられます。地球の気候変動や大気汚染の問題の解決に向けて、分子科学的なアプローチで研究を行っています。

Research Members Publications

News

  • 2024.4.1.
    新B4の5人が研究室に加入しました!
  • 2024.4.1.
    「BVOCとバイオエアロゾルの相互作用の実験的解明」(科研費 学術変革領域研究(A)公募研究)がスタートしました。
  • 2023.12.1.
    沼館直樹先生が助教として着任されました!
  • 2023.9.21.
    東京大学との共同研究の成果がScience Advancesに掲載されました!プレスリリースはこちらp20230921030000.pdf (tsukuba.ac.jp)
  • 2023.6.30.
    「二次生成有機エアロゾルの起源の解明」(科研費 挑戦的研究(萌芽), 課題番号23K18526)がスタートしました。
  • 2023.4.1.
    「大気Å不均一化学の創成」(科研費 基盤研究(A), 課題番号23H00525)がスタートしました。
  • 2023.4.1.
    筑波大学で大気物理化学研究室としてスタートしました。
  • 2023.1.1.
    江波がThe Journal of Physical Chemistry A/B/C Editorial Advisory Boardに選出されました。

筑波大学数理物質系化学域 大気物理化学分野 江波研究室
305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1